フェルディナント・リース聖地巡礼(フランクフルトとボン周辺編)
ご質問をいただいたので(そして本日1月13日が命日なので)わが再推し音楽家フェルディナント・リースの聖地をまとめました。なお、このブログを書いている人は2015年9月に聖地巡礼を行っています。
●フランクフルト
1827年から亡くなるまで住んでいた地です。いわずと知れた大都市。
1 フランクフルト中央墓地(Frankfurter Hauptfriedhof/Gruft 45)
いきなり聖地の本丸ですが、リースが眠る場所です。なぜかご近所友だち(事実上のパトロン)のクロッツ(Klotz)氏の納骨堂におさめられています。なんでパトロン一族の墓に?? よくわかりません。闇が深い。でも屋根のある立派なお堂に納められているおかげで、第二次世界大戦の爆撃を逃れていまも平和に眠っています。
公式サイト
www.frankfurter-hauptfriedhof.de
地図(ざっくりですみません。ピンが刺さっている南北の道の一帯が納骨堂になっています)
2 ホーホ通り(Hochstraße)
リースが住んでいた場所です。どの地点だか正確にはちょっとわからないんですが、とりあえず空気吸ってください。
地図
●ボン
リースの生まれ故郷。幼少期を過ごした場所です。おそらく1792年以降どこかのタイミングで郊外のバート・ゴーデスベルクに居を移したと思われます。
1 ベートーヴェンハウス・ボン(Beethovenhaus Bonn)
ベートーヴェンの聖地はだいたいリースの聖地。というわけでこちらに行かないわけにはいきません。こちらはいわずと知れたベートーヴェンの生家の記念館。運が良ければリースの自筆譜も展示されてます。
ボン小路(Bonngasse)はリースの生家もあった場所です。空気吸ってください。
公式サイト
地図
2 ボン市博物館(Stadtmuseum Bonn)
知名度が低い上にウェブサイトも場所も何もかもわかりづらいスポットですが、ぜひ行きましょう。リースパパの肖像画、そしてリースがイギリスから持ち帰ったと推測されている自筆署名入りのスクエアピアノが展示されています!!(※2015年時点)。展示替えされていたらごめんなさい。開館日時も要注意。
公式サイト
地図
3 リース通り(Riesstraße)
たぶんリース(家)と直接的なゆかりがある場所ではないと思いますが、名前が冠されているならば行くしかあるめえ。
地図
4 ボン旧墓地(Alter Friedhof Bonn)
ボンのゴッドファーザー(勝手命名)ことリースパパのお墓があります。ベートーヴェンママやシューマン夫妻のお墓があることで有名ですが、リースの聖地としてもお忘れなく。
地図
●バート・ゴーデスベルク
リースが1824年~1826年に妻子と住んでいた場所です。少年時代にすでにこちらに居を移していた可能性あり。当時、温泉地として開発されていた一帯で、ボンからは地下鉄(U-Bahn)で20分くらい。船着き場までわりと歩きますがライン川の遊覧船に乗って行くのもステキですよ。
1 ゴーデスベルクのリースの家
リースが1824年~1826年に妻子と住んだ家。郊外の温泉地のマイホームっすよ。憧れ(余談ですがベートーヴェンがこの家をめっちゃ羨ましがってる手紙が残っています)。もともとはリースパパが購入した家を譲り受けたようです。リース協会の尽力によって2009年に記念プレートも設置されました。
建物が再建なのか当時のままなのかはちょっとわからないんですが、並びは昔と同じで、1791-92年に選帝侯マクシミリアン・フランツの指示で建てられた一連の建築群だそうです。2つ右隣の「レドゥテハウス(Haus an der Redoute)」は劇場として使用され、1793年にモーツァルトの「魔笛」が上演されています。
地図(ちょっとズレてたらすみませんが大体あってると思います)
他にも細かいスポットは挙げればきりがないくらい色々あるのですが、とにかくフランクフルトもボン周辺もリースが長年住んだ場所であることに間違いはなく、空気を吸っていればリースを摂取しているのと一緒です。吸いましょう。以上です♪